自律訓練法は、もともと治療法として開発された治療技術のひとつで、60年以上前に紹介されて以来、心身症の治療法として広く用いられてきた訓練法です。
最近は、治療法としてだけではなく、ストレス対処法や健康増進法、注意集中法としても効果があることが知れ渡ってきて、テレビや雑誌などにも取り上げられることも多くなりました。
また、医療の場に留まらず、いろいろなところ(学校教育の場、企業の職場、スポーツの場、市民講座など)で自律訓練法の講演会や研修会が開催されています。
良くマラソンランナーやトラック競技のアスリート(スポーツ選手)などが、高地トレーニングとして標高2,000m近い高地でトレーニングをして、低酸素の中でトレーニングすることにより、心肺持続性を高めることは知られていると思います。
それだけに留まらず、気象学的に試合場所の気象条件、試合会場内の空調設備の空気の流れや気圧・湿度・温度・空気に含まれる塵などあらゆる側面から試合場所の条件を的確に把握し、何時でもその状況に合わせられるように、アスリート(スポーツ選手)は試合前から準備しておく必要があると思います。
試合時刻・季節・天候・空調・照明などもそのひとつです。そして、自分のパフォーマンスが最大限に発揮できる酸素濃度なども知っておく必要があるでしょう。
試合前、試合中、そして休憩中や試合後に、「呼吸法」と「酸素補給」が正しく行われれば、集中力や体力回復と言ったメンタル的にもフィジカル的にも、アスリート(スポーツ選手)にとって重要な要素だと考えられます。
軟水や硬水といった言葉はよく耳にすると思いますが、地域や国により水に含まれるカルシウムイオンやマグネシウムイオンには大きな違いがあり、自分が普段飲んでいる水(ウォーター)と違うと、特にアスリート(スポーツ選手)はパフォーマンスを発揮するのに影響してくると思います。
食事管理はもちろんですが、食事を作る際にも水(ウォーター)を使います。日常生活の食事や飲む水(ウォーター)から、既にアスリート(スポーツ選手)は勝負が始まっています。
日本では軟水が一般的で、ヨーロッパや北米では硬水が多く存在します。これは、土壌にも深く関係しており、日本は国土が狭く地層に浸透する時間が短いのに対し、ヨーロッパや北米の大陸では地層に接する時間が長いことが、軟水と硬水を生み出す大きな要因の一つでもあります。
その為、水の硬度によって食文化が違い、肉料理がメインの西欧文化ではミネラルが不足がちになり、ヨーロッパではミネラルを含んだ硬水で不足がちなミネラルを補っています。
私たちは、一般的に身体の60~70%が水(ウォーター)であると言われています。その為、自分に合った水(ウォーター)を選ぶのと同時に、食事に合わせて水(ウォーター)を選ぶ必要があるのではないでしょうか。
そして、常に身体に必要なミネラルのことを意識して、水(ウォーター)を選択する必要があると思います。
水(ウォーター)を制する者は、勝負(試合・ゲーム)を制すると言っても過言ではないでしょう。
アロマは大きく分けて2種類あります。通常、アロマテラピー(Aromathérapie)と呼ばれるのがフランス式で、アロマセラピー(Aromatherapy)と呼ばれるのが英国式の総称です。
芳香を用いて病気や外傷の治療、病気の予防、心身の健康やリラクゼーション、ストレスの解消などを目的とする療法を指します。
使用される精油は植物に由来する揮発性の油で、それぞれ特有の芳香を持ち、生物活性が科学的に認められている物もあります。
精油を使った医療は、アラビアやヨーロッパで昔から行われている伝統医学のひとつでもあり、現代では自己管理の健康法としても用いられています。
精油を用いるアロマテラピーは、植物療法あるいはハーブ医学から派生したもので、錬金術と深く関係し発展してきました。また、アロマテラピーと言う言葉は1930年頃フランスの調香師・香料研究者のルネ=モーリス・ガットフォセが、アロマ(芳香)とテラピー(療法)を組み合わせて作った造語です。
ガットフォセのアロマテラピーは、香料を使った療法ではありますが、その治療効果に「香り」は関係ありませんでした。ガットフォセは、近代科学を疑う自然運動家ではなく、アロマテラピーを一つの新しい見込みある療法として医者に推奨しています。
日本では、江戸時代に西洋医学が伝わった際に、精油を用いた医療が伝わり、蘭方で精油が薬として利用されていました。
一方、アロマセラピーはと言うと、1980年代にイギリスから自然派美容マッサージと言う形で導入された為、現在の日本では医療と言う認識は低いです。
日本語では芳香療法と訳されることが多いですが、元々は精油を薬剤として用いる薬物療法を指しており、フランスでは現在でもこの意味で使われています。
英国に伝わって精油を使った美容法などが「アロマセラピー」で、元々フランスで精油を薬剤として用いる薬物療法を「アロマテラピー」と呼びます。
現在、日本では広くアロマコロジー(芳香心理学)と言う位置づけにあると私は思います。それは、ただ精油の香りを楽しむ行為なども含みますが、ホリスティックの主観に立ち、伝統医療の見地や芳香による人間の「嗅覚」と精油本来の「薬剤」としての両側面から、身体へのホリスティック(包括)的なアプローチをするのが、芳香療法を最大限に活用する方法であると考えられているからです。
また、精油を用いてオリーブオイルに「精油」を含ませ、身体をマッサージすることにより、人間の皮膚呼吸の観点からも、身体の症状や体のメンテナンスに「香り」と「薬剤」の両面から、心身のバランスやリラクゼーションを行うことが可能であると考えております。
スタティック ストレッチ(Static Stretch)とは、スタティック コンディショニング(Static Conditioning)を行った後に行うストレッチのことを指します。
通常、ストレッチを行う際には、競技種目によりストレッチ方法や使われる筋肉の違いから、その競技に合ったストレッチを行うと思います。スタティック
ストレッチ(Static Stretch)の場合、トータルバランスを重視して、どの競技でも共通の概念である身体のしなやかさ、つまりホリステック(包括)的な主観のもと、身体のストレッチを行います。
一般的なストレッチは、アクティブ ストレッチ(Active Stretch)と言い、筋や腱にかなりの負荷をかけて行うと思いますが、スタティック
ストレッチ(Static Stretch)の場合は、穏やかなストレッチの反復を身体全体に均一に行うことにより、身体全体のトータル的な体のキレと柔軟性を高めて行きます。