瞑想にもいろいろと種類があり、超越瞑想(TM)、マインドフルネス瞑想があります。また瞑想法も幾つかあり、黙想、空想、観想、喚想と私の知る限り4つあります。
超越瞑想(TM)はインド人のマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーにより1950年代に知られるようになりました。この瞑想法は毎日2回、マントラ(真言。静かに復唱する単語、音、または語句)を15~20分間心の中で唱えてる瞑想法です。
心を静め、徐々に神経活動を抑え、意識を深みに導くことで、開放された気づきの状態、最高の境地、純粋意識に達することを目的とします。
瞑想法の中の喚想にあたると思います。喚想とは、想い起こすこと。想起することです。つまり、哲学者プラトンの言葉を借りるならば、人間の魂が真の知識であるイデアを得る過程。人間の魂が真の認識に至る仕方を、生まれる前に見てきたイデアを想い起こすことと言っています。
つまり、魂(霊性)との一体化を意味しています。
マインドフルネス瞑想はマサチューセッツ大学のジョン・カバット・ジンにより考案された瞑想法であり、気づきの瞑想とも呼ばれています。マインドフルネスとは、仏教におけるサティ(正念)から、宗教的要素を除きメソッド化した自己啓発や心理療法として用いる瞑想をベースとした、エクササイズでありテクニックです。
マインドフルネス瞑想は、今この瞬間の自分の体験に注意を向けて、現状をあるがままに受け入れることです。
また、特別な形で意図的に、評価や判断とは無縁に注意を払うことです。瞑想法の中の観想にあたるかと思います。
観想とは、自己の心情についての真の姿を捉えようと、心をしずめて深く思い入ることです。