内観療法とは、吉本 伊信が考案した心理療法です。
浄土真宗の精神修養法を基に考案された心理療法で、外部からの刺激が遮断された狭く静かな部屋に入り、身近な家族や知人に対して
①してもらったこと
②して返したこと
③迷惑をかけたこと
の3点について思い出して、1~2時間ごとに訪れる面接者に3分程度で報告する。これを集中内観と言います。この集中内観を7日間、毎日繰り返します。
集中内観によって、過去の対人関係や自分の生き方について客観的に、継続的に調べることができ(身調べ)、人生観や行動の修正が可能となります。
【参考文献】
宮川 純『臨床心理士 指定大学院対策 心理学 編』河合塾KALS監修 講談社