ロゴセラピーとは、V.フランクルによって提唱された心理療法です。
人間はいかなる状況でも、価値を追求する自由と責任を持つ存在であると考えます。そのため、人生に価値と目的を見い出せない時に空虚感を経験し、欲求不満に陥ると考えられています。
代表的な技法に、症状を過度に意識する患者に、敢えて意識させる逆説志向(不安を抱きやすい患者に、より不安を抱かせるなど)、意味や価値のあることに注意を向けさせて症状から解放させる反省除去(スポーツに集中させるなど)があります。
【参考文献】
宮川 純『臨床心理士 指定大学院対策 心理学 編』河合塾KALS監修 講談社