【ブリーフセラピー(短期療法)】

治療の短期・効率化を狙って行われるさまざまな心理療法の中でも、現在もっとも盛んに用いられているのが、M.エリクソンの流れを汲むブリーフセラピー(短期療法)です。

天才的な催眠療法家と呼ばれるM.エリクソンは、1930年代から膨大な数の実践・研究を行い、短期間に人の変容を助けることができる。たくさんの技法を生み出しました。

このエリクソンの手法は後に多くの臨床家によって研究され、ブリーフセラピーのほかにもNLP(神経言語プログラミング)や短期戦略的心理療法などとして結実しています。

こうした流れを汲んで、ブリーフセラピーは「M.エリクソンの実践した技法や考え方から発展したセラピーであり、クライエントとセラピストが協力して、できるだけ短期間に問題の解決を行う一方法」と定義されています。