TAT(主題統覚検査)とは、マレーとモーガンが開発した投影法(投映法)です。絵から自由に物語を創作してもらいます。
創作された物語の主人公の行動に被検査者の欲求が、主人公の周囲で起きる出来事に被検査者が環境から受ける圧力が、それぞれ反映されていると考えます(欲求-圧力理論)。
図版30枚と白紙1枚の計31枚からなり、被検査者によって図版を使い分けます。
子ども用のCAT、高齢者用のSATが存在します。ロールシャッハ・テストと比較して判定方法に関する研究が少なく、判定方法が確立しているとは言い難いです。
【参考文献】
宮川 純『臨床心理士 指定大学院対策 心理学 編』河合塾KALS監修 講談社