「心身症」とは、身体状態を主としますが、その診断と治療に心理面からの配慮を特に必要とする病態を指します。
心身症の原因となるストレスを招きやすい性格傾向として、自分の感情を言語化することの苦手なアレキシシミア(アレキシサイミア)、生真面目、自己犠牲的といった過剰適応が注目されています。
具体的には、本態性高血圧・消化性潰瘍・神経性食欲不振症・気管支喘息・夜尿症・偏頭痛など多くの疾患が挙げられます。
カウンセリングとしては、クライエントさんの「とらわれ」にアプローチして、「とらわれ」からの解放するようなアプローチが有効ではないかと考えられます。
【参考文献】
宮川 純『臨床心理士 指定大学院対策 心理学 編』河合塾KALS監修 講談社