【声劇】先輩と夕立ち♪

【声劇台本】先輩と夕立ち♪

《自分でやってみましたので、ご参考にどうぞ》

【以下台本】

《先輩への想い》

「何時の日だろう…」
「先輩との夏の日の出来事」

「そう、あれは忘れもしない…」
「先輩と私の、夏の日の出来事である」

「私はあの日、夏休みの部活動を終え」
「そして学校から家に向かって、帰る途中であった」

「その途中、空が真っ暗になり」
「突然、夕立ちが降りだしたのである」

「私は慌てて、近くの軒下で、雨宿りをしていると」
「先輩も慌てて、私の居る同じ建物へと舞い込んで来た」

「そして先輩は、私にこう言ったのだ」
『僕の傘で、一緒に帰りませんか…?』

「突然の先輩からの申し出に、私は舞い上がって居たのかも知れない」

「その時、咄嗟に私の口から出た言葉は」
『私で、良いんですか…?』

「すると先輩は、恥ずかしそうにこう告げたのだ」
『僕とじゃ、嫌だったかなぁ…?』

「私は慌てて、先輩にこう言い返した」
『私で良ければ、お願いします…』

「こうして二人は雨の中、相合傘で家に向かったのである」

「その後の先輩と私の恋の行方は」「夏の日の入道雲が過ぎ去った後のよう」
「晴れ晴れと、晴れ渡って居たのだろうか…」