【詩】まめ食って!ぽ

先日の土曜日は節分でさ 僕は家族と豆まきをしたんだよ
でもね 息子が中学校の移動教室でスキー教室に行っていたからさ

我が家では娘と嫁の三人でね 豆まきをしたんだよね
そして恵方巻きも スーパーで買ってきてね

今年の方角の南南東を向いてさ 食べたんだよね
その恵方巻きはさ 太くて食べるのに大きな口を開けてさ

僕はかぶりついたんだよね そしてふと僕はこう思ったんだよ
恵方巻きってさ いつ頃から僕の住む関東地方でも食べるようになったんだろう

そんなことを考えながらさ 僕は恵方巻きを頬張り
そしてその後に娘と嫁でね 豆まきをしたんだよね

その言葉はさ ”鬼はそと 福はうち”と言う掛け声だよね
僕も鬼のお面を被ってさ 娘が投げる豆をベランダの外で待ち構えていたんだね

そしてその声はさ お隣のご近所さんにも聞こえる声でさ
なんだか近所迷惑な気もするけどね この日ばかりは仕方ないよね

それから年の数だけさ 豆を僕は口の中に頬張ったんだよ
幾つ食べたかは 恥ずかしいから言わないでおこう

年々食べる数が増えると同時に 僕は年を取って行くことにさ
気づかされていってね 自分の若かりし頃を思い出したりもするんだよね

こうして今年の節分も無事に終わり 一年の家族の健康を僕は豆から貰った気がするんだよ