【詩】新成人の宇宙星人

こちら地球からの放送になります いま現地時間で正午を少し過ぎました
僕たち私たちの住む街は日本にあります いま東京では多くのひと達が成人式を迎えています

しかしながらバブリーな成人式は時代遅れで どうやら堅実な新成人が多いとのことです
レポートのアナウンサーは化粧にメイクとばっちり決め 新成人の眩い肌の熱射から必死に守り

そして自分の若かりし頃の想い出に浸りながら 今の成人たちを目の当たりにしています
ちょっと恨めしそうなそのレポーターは 負けじと成人たちの二十歳の抱負などを聴いております

そして何を思ったかそのレポーターは 自分の若かりし頃の抱負などもアナウンスで語り
自慢げに自分が一端のアナウンサーと言うことを話し 酔いしれているのであった

同じ地球の同じ種族なのに どうしてそんなコメントで若者たちを愚弄するのであろう
あなただって昔はバブリーで ミニスカポリス顔負けであったではないか

しかもヤンキーにワンギャルと 時代はもう君たちの世代では無いのだよ
僕たち私たちは宇宙人である そう世界はひとつのイッツ・ア・スモールワールドとなって

地球人の共通言語を放ってさ そして宇宙空間でひとつになるんだよ
そんな空気を読みながら 僕らは必死に生きている

だって人類共通言語をさ 宇宙共通の言語として宇宙人として交信しているのだから