今朝起きて僕はね 何気なく自分の部屋にあるね
壁掛けカレンダーをさ 見たんだよね
そしたら今日はさ 七五三の日だったんだよね
だから僕は自分が子供の頃のね 七五三を思い出していたんだよね
僕がまだ幼かった頃はさ 僕は北海道に住んでいたんだよね
そして僕は五歳の七五三をね ”北海道神宮”に行ってさ
お参りしたことをね 覚えているんだよね
僕はお兄ちゃんと両親とでね 慣れない衣装を着てね
”北海道神宮”の参道をね 家族皆んなで歩いていたらね
履き慣れない革靴のせいでさ 転んでしまったんだよね
そして僕は膝を擦りむいてね 膝から血を流して泣いてしまったんだよね
その時の僕はさ 七五三なんかになんでこんな靴と格好で行かないとね
いけないのかさ とても嫌な気持ちになってしまったんだよね
でも周りの子供たちを観るとさ 親子で嬉しそうに手を繋いでさ
なんだか自分が悲しい気持ちにね なってしまったんだよね
でも今なら僕はわかるんだよね 僕のお父さんお母さんがさ
この日の七五三のためにね 僕に新しい服と靴の準備をしてくれていたことをさ
そして僕は大人になってね 子供たちの七五三のことや記念写真を観てさ
家族皆んなの大切な想い出のアルバムとしてね 忘れないよう刻んであるんだよね
だから僕にとっての一生に一度の七五三はね 今ではほろ苦い想い出としてさ
僕のこころの中のアルバムにね 大切にしまってあるんだよ