【詩】秋風吹いて

今朝起きてね 窓を開けたらとても風が爽やかだったんだよね
だから僕はさ 思いっきり外の空気を吸ってさ

お腹の中いっぱいになるまでね 深呼吸してみたんだよね
そしたらさ とても清々しい気持ちになってさ

なんだか早起きしたのがさ とても嬉しい気持ちで満たされて行ったんだよね
それにさ ”早起きは三文の徳”って言うしさ

僕はなんだかそれを今さ 実感していることに気づいたんだよね
そして嬉しくなってさ 朝食を食べていたんだよね

なんだか何時もよりゆっくりとね 時間を過ごすことが出来たんだよね
僕はとても得をした気持ちになってさ 朝から鼻歌も出てきてさ

出掛ける準備にさ 取り掛かったんだよね
そしてさ 何時もより足取りも軽やかにさ

仕事へと向かったんだよね そして僕が通勤する途中歩いているとね
犬の散歩をするひとやさ 同じ帽子をかぶった小学生たちがさ

元気よく挨拶してさ とてもにこやかな表情で会話していたんだよね
だから僕もさ それに釣られてついついさ

顔がほころんでいたんだよね そして顔を上にあげてさ
僕は秋の気配をさ 感じていたんだよね

そしたらね 風が一瞬だけ”ヒューッ”と吹いてね
秋風吹いたんだよね 僕は”北風小僧の寒太郎”ってね

こころの中でさ 叫んだんだよね
そしたらさ すぐに風は止んでしまったんだよね

やっぱりさっきのはさ ”北風小僧の寒太郎”の仕業だよね