もう夏休みは始まったよね そして最初の土曜日の夜にさ
僕は家の近くのさ 公園に出掛けたんだよね
そう 夏休み最初の大イベントはね 盆踊り大会だったんだよね
そして僕はさ 年に一度のこの盆踊り大会をさ
昨晩からね こころ待ちにしていたんだね
だってさ 去年の盆踊り大会はさ
天気が悪くてさ とても残念な盆踊り大会になってしまったからね
でもさ 今日は朝からおひさまが”ギラギラ”と照りつけてさ
とても暑くてさ きっと熱気に満ち溢れたさ
盆踊り大会の夜にね なるんだろうね
そしてさ 浴衣姿にうちわを腰の帯に差してさ
子供から大人までさ 盆踊り大会に集まってくるんだろうね
そして女の子の浴衣姿を観るとさ 僕は初恋を想い出すんだよね
そう その女の子はね とても浴衣の似合う女性だったんだよね
そして彼女とね 盆踊りの音楽に合わせて”東京音頭”も一緒に踊ったんだよね
とても艶やかな姿の彼女はさ 僕にとっては高嶺の花だったんだよね
そして彼女の踊っている姿を想い出すとさ 自然と遠い記憶が蘇ってくるんだよね
僕にとって彼女はさ 周りから観るとね
とても不釣り合いにね 見えたのかも知れないよね
だから僕は彼女にさ 何時も遠慮ばかりしていたんだね
でもさ それは彼女のことを本当に好きだったと言えるのだろうか
僕は彼女の気持ちから 逃げていたのかも知れないよね
そしてこうして今ね 僕は改めてさ
自分の昔の盆踊りの夜の出来事をさ 振り返っているんだよ
そしてさ その彼女とどうなったかはさ
たぶん 想像がつくだろう
僕に足りないものがさ その時はわからなかったんだよね
だけどさ 今こうして振り返ってみるとさ
何が足りなかったのかさ 想い出すことが出来るんだよね
僕に足りなかったのはさ 自分で自分を認める勇気だよ
そして今年もね 盆踊りの夜にさ
打ち上げ花火がさ 夜空を照らしてくれるんだろう
それは僕の夏の想い出をさ 思い出させてくれるさ
そんな打ち上げ花火なんだろう