【詩】海の日

ここ最近さ 暑い日が続くよね
だから僕はさ 昨日は海に行ったんだよね

だって昨日はさ ”海の日”で祝日だったからさ
僕は一年ぶりにさ 海へ向かうことにしたんだよ

だからさ 前日の夜にさ
僕は久しぶりにさ 海水パンツを押入れから出したんだよね

そしてさ その海水パンツを履いてみたんだよ
そしたらさ ちょっとウエストあたりがさ

海水パンツで締め付けられてさ だから僕はお腹に力を入れて引っ込めたんだよ
その時さ 僕は海に行くか少し迷ったんだよね

だってさ 海水パンツのうえから飛び出したお腹がさ
僕にはさ ちょっとみっともなく思えたからね

でもさ せっかくの”海の日”だからさ
僕は気を取り直してさ 翌朝出掛けることにしたんだよ

電車に二時間ぐらい揺られてさ 僕は”江ノ島海水浴場”に到着したんだね
そこはさ とても暑くて とても沢山のひとがいたんだね

僕は持ってきたビニールシートとパラソルでさ 太陽の照りつける暑さを防いだんだよね
砂浜にはさ 沢山の若者たちが照りつける太陽の日差しを浴びてね

ローションを塗った小麦色の肌が顔をだしてさ こんがりと焼けていたんだね
僕はもうおじさんだからさ ちょともう真似できないなと眺めていたんだね

そしてさ 僕はひとりで持ってきた浮き輪を膨らませたんだね
ちょっと周りから見ると 怪しい感じに見えたのかも知れないけどさ

僕はその浮き輪を持ってさ 浜から沖の方へと向かったんだね
そして浮き輪にくぐってさ プカプカと浮いていたんだね

そしたらね 知らない間に遠くに流されていたんだね
僕は慌ててさ 岸の方へとバタ足で向かったんだよ

そしてなんとか浜に戻ることがさ 出来たんだよね
とても海の力は強いとさ このとき僕は思ったんだよね

そしてさ かき氷を食べてから帰ることにしたんだね
午後になるとさ 潮の流れは急に速くなる

だから僕はさ お昼ごはんを食べて早々に家に帰ることにしたんだよ
そしてさ また電車に乗って家に帰って来たんだね

その夜にお風呂に入ったらね とても肌が痛かったんだよね
知らない間にさ 僕の肌はおひさまに照りつけられてさ

肌が赤くなるぐらいにさ 焼けていたんだね
そして僕はお風呂から出てさ 身体を優しく拭いたんだね

翌朝起きてもさ まだ肌は赤くヒリヒリしていたんだよね
太陽の力ってすごいよね 僕はお天道さまの力を改めて気づかされたんだよね

そんな大発見の旅の”海の日”でした