【詩】スケッチブック

僕は最近さ 絵を描くことが多いんだよね
僕がまだ小学生の頃 僕は図工の授業が好きだったんだよね

それはさ 自由に自分を表現することができるからなんだよ
他の教科はどうだろう 国語にしても算数にしてもそうだよね

国語だったらさ 作者の意図を述べなければならないし漢字も覚えなければならない
でも作者の意図なんてさ 本当に皆んな理解できるのだろうか

ひとそれぞれさ 解釈もあるし 漢字にしてもさ 今は手書きで手紙を書くことも少ないよね
僕は思うんだよね 漢字は書けるに越したことはない

しかし一番大切なのはさ 自分で本質を知ろうとする努力だと僕は思うんだよね
そして自分なりに出した答えにさ ちゃんと説明できることが必要じゃないだろうか

算数にしても同じだ 答えを導く方法は幾つかあるかも知れない
しかし自分がどのように導いたかのプロセスは とても大切だと僕は思うんだよね

どうして自分がその方法を選んだのかは それって人生に例えると自分の生き方になるんじゃないだろうか
回答は同じでも そこまで辿り着く過程を僕は大切にしたいと思っているんだよ

どのように回答を導いて行くかはさ 自分にしか出来ないのだからさ
そしていろんな方法や過程を積んでさ その答えに行き着くと思うんだよね

それが自分の将来の糧になってくれると 僕は信じているんだよ
今からでも遅くはない まだ自分のキャンパスは真っ白だ

周りの目を気にせずにね 自分の夢のキャンパスに向かってさ
自分なりの絵を描いてみたら きっと素敵じゃないだろうか

子供の頃の素直な気持ちを想い出してさ 自分の心絵を描いてみよう
そうすればきっとね それが今の自分に何かヒントを与えてくれるかも知れないよ

上手い下手は関係ない 自分の描いた絵に自信を持ってさ
そこからどう成長するかはさ 自分のこころに聴いて行けばいいと思うんだよね

僕もそう信じてさ いつも自分のスケッチブックに向かっているんだよ
さあ自分のキャンパスに   どんな心絵が描けるだろうか