【詩】バスケットボール

昨日はさ 娘のバスケットボールがあったんだよね
雨が降っていたからさ 僕は娘を車で体育館まで送ったんだよ

出掛ける前にさ 僕は娘に聴いたんだよね
車でさ 送って行ってあげるよってさ

そしたらさ 娘は嬉しそうな顔をしてさ 僕を見つめたんだよね
僕はちょっとさ 嬉しかったんだよね

だって君はもう小学六年生だからさ 僕の誘いを断るかもしれないと思ったんだよね
僕は急いで車の停めてある駐車場に向かい そして車のエンジンをかけたんだよね

すると君は近づいてきて 僕の運転する車に乗り込んで来たんだよね
君は後部座席に乗り込み そして車が出発するのを待っていたね

僕は車を走らせ 目的の体育館まで運転したんだよ
家から体育館までは 十分ぐらいだっただろうか

その間 僕と君の会話はほとんど無かったね
僕は君に何を話そうか 少し悩んだんだよね

そして体育館が近づくにつれ 最近の君のバスケットボールの調子を聴いたんだよね
君が怪我でしばらく休んでいる間にさ 新しい部員も増えたんだろう

だからさ 久しぶりの練習でさ 少し緊張もするよね
それに君はひとの気持ちを感じやすいから 周りに気を使いすぎてしまうところがあるよね

僕は君のそう言う優しいところが好きだし もう少し自分を出してもいいんじゃないかとも思っているんだよ
君は誰に似たんだろう 僕かなママかな

自分らしくプレーすればさ きっと君なら大丈夫だよ
僕は君が一生懸命プレーしている姿を 何時でも応援しているからさ

そして楽しくバスケットボールができればさ 素敵じゃないだろうか
そう言う姿を僕はさ 何時までも観ていたいんだよね

君の一番のファンの お父さんより