【詩】中間試験

ゴールデンウィークが明けて 今日から息子の中間試験が始まったよ
試験前のゴールデンウィークから 息子はテストに向けて勉強を始めたんだね

だけどね テストまで期間があるから ずいぶん余裕で構えていたね
そして今週になり 慌てて勉強を始めたんだよ

僕も中学生の頃 中間試験や期末試験に向けて慌てて勉強した記憶がある
その頃の僕は あまり勉強が得意ではなかったからさ

そもそも将来 何の役に立つか知らないで勉強していたんだよ
だから僕は とりあえず好きな科目は勉強してね

嫌いな科目は どうしたら好きになるか考えたんだよ
そしたらね 好きな科目をもっと好きになると

好きな科目の中に 嫌いな科目と関係あるものを探して見たんだね
例えばさ 歴史が好きならね

歴史に出てくる登場人物の名前やね その時代の出来事とかさ
それって日本史だったら漢字の勉強になるし 世界史だったら外国語だったりね

僕たちって 何気なく生活しているけどさ
実は色んなことを経験し そして体験しているよね

だから色んな発見が出来るんじゃないかと 僕は思っているんだね
その積み重ねがさ 自分を成長させてくれると思うんだよね

それに気づけるかどうかはさ 自分でしかできないんだよね
遊びも勉強も運動も 全てが自分を育ててくれる

そして自分自身で自分をさ 育てていくしかないんだよね
今日明日と 息子は中間試験で何を育てられるのかな

それには模範解答はない 自分の出した答えを信じてさ
一生懸命頑張れば きっと新しい発見と気づきが得られると思うよ

そうやって僕も ようやく自分の解答用紙に回答を書き始めたばかりだからさ
間違っててもいい 君ならきっと自分なりの回答をちゃんと出せると思うんだよね

僕も君に負けないよう 自分の回答を出してみよう