自分には ひとつ上の兄がいる
兄は昔からか体が弱く ぜんそくで苦しんでたね
兄が小学生のころ なんど入院し なんど救急車で運ばれただろう
母はそんな兄を心配して いつも兄に付きそってたね
だから自分はいつもひとりぼっち 家で留守番していたよ
自分はいつも手のかからない いい子でいようと演じていたんだ
そんな兄が卒業文集に書いた夢は 医者になることだったよね
兄は自分にはない 努力と才能を持っていたね
見事に自分の夢を貫き 今はりっぱな”お医者さん”
これから先の夢はなんだろう まだ聴いたことがなかったね
きっと素敵な夢を持っているんだろう
だって小学生の時の卒業文集の最後に 兄が書いた言葉はね
自分と同じようなひとのために りっぱな医者になるよ
そう書いてあったんだから