【詩】土用の丑の日

先日ね 僕は一年ぶりに鰻を食べたんだよね
そう ここ数年は鰻が取れなくてさ とても高級品だよね

僕はお金が無いからさ 両親にご馳走して貰ったんだよね
だってさ 鰻をお店で食べるとさ 参千円以上するからさ

それに僕はさ 普通に働くことが出来ないんだね
僕には幾つか障害がある それは生まれながらの先天的なものなんだ

そして僕は今までさ それを受け入れようとせずにさ
乗り越えられるものだと 思っていたんだね

でもさ 僕は途中からその障害を乗り越えるのではなくてさ
うまく付き合って行こうと 決めたんだよね

鰻もさ 産卵のためマリアナ海溝まで行ってさ
卵から孵った 稚魚のシラス鰻はさ

海から自分の親の生まれ育ったさ 河川に遡上してさ
親鰻の生まれ育った場所へとさ 戻ってくるんだよね

これは生まれながらに備わったさ 特性だよね
障害も同じで それはある意味さ 特性だと僕は思うんだよね

そしてこの宿命の中でさ 僕は自分の可能性を探したんだよ
それは自分が何が得意で何が苦手かをさ 自分自身で見つけることなんだよね

自分を知ることってさ とても大切だと僕は思っているんだよ
でもさ 自分で自分を直接さ 観たり観察したりすることは出来ないよね

僕たちは自分の姿にしろ声にしろさ 鏡だったり録音だったりしてさ
そうやって 自分と言うものを客観的に評価することしか出来ないよね

そしてさ 客観的に自分を評価することが出来ればさ 自分の何が得意で何が苦手かをさ
見つけて行くことが 出来るんじゃないだろうか

だからさ 出来ないことを探すよりさ 自分の出来ることやさ
また 好きなことを伸ばす努力をする必要があると 僕は思うんだよね

そうやって僕も 今までも そしてこれからも
もがいて生きていこうと 思うんだよね

【詩】雷雲さま

梅雨が明けるとともに 真夏日の日が連日続くよね
日本各地で梅雨明け宣言が出され とても暑い夏の日がやって来たよ

それと同時に急に天気が崩れる日も このところ多いよね
そう 雷雲さまのお通りだ その雷雲さまは突然さ

僕たちの住む街に現れてさ 雷をゴロゴロ鳴らしてね
沢山の雨や雹を 降らせるんだよね

そしてさ ものすごい風が竜巻となってね 雷雲さまのお通りだ
風を”ビュービュー”吹かせてさ 瞬く間に太陽を隠してしまうんだよ

僕たちの住む街は その雨と風により
河は氾濫し 建物は吹き飛ばされてしまう

自然の驚異を その時にさ
僕たちは感じて 恐れをなすんだよね

でもさ 僕たちはさ
その自然の猛威に 加担しているんじゃないだろうか

二酸化炭素による 温室効果ガスの排出やさ
自然を壊して 自分たちの世界を広げようとしているよね

それがさ 巡り巡ってさ
僕たちに 襲いかかっているんじゃないかな

だから 僕たちはもっとさ
自然と 仲良くしないといけないんじゃないだろうか

そうすることで 僕たちは自然の恵みとさ
一緒になって 運命共同体としてさ

暮らすことが出来ると 思うんだよね
それがきっとさ 僕たち人類の生きる道だと僕は思うんだよね

だから未来は僕たち人類に 託されているんじゃないかな

【詩】盆踊りの夜

もう夏休みは始まったよね そして最初の土曜日の夜にさ
僕は家の近くのさ 公園に出掛けたんだよね

そう 夏休み最初の大イベントはね 盆踊り大会だったんだよね
そして僕はさ 年に一度のこの盆踊り大会をさ

昨晩からね こころ待ちにしていたんだね
だってさ 去年の盆踊り大会はさ

天気が悪くてさ とても残念な盆踊り大会になってしまったからね
でもさ 今日は朝からおひさまが”ギラギラ”と照りつけてさ

とても暑くてさ きっと熱気に満ち溢れたさ
盆踊り大会の夜にね なるんだろうね

そしてさ 浴衣姿にうちわを腰の帯に差してさ
子供から大人までさ 盆踊り大会に集まってくるんだろうね

そして女の子の浴衣姿を観るとさ 僕は初恋を想い出すんだよね
そう その女の子はね とても浴衣の似合う女性だったんだよね

そして彼女とね 盆踊りの音楽に合わせて”東京音頭”も一緒に踊ったんだよね
とても艶やかな姿の彼女はさ 僕にとっては高嶺の花だったんだよね

そして彼女の踊っている姿を想い出すとさ 自然と遠い記憶が蘇ってくるんだよね
僕にとって彼女はさ 周りから観るとね

とても不釣り合いにね 見えたのかも知れないよね
だから僕は彼女にさ 何時も遠慮ばかりしていたんだね

でもさ それは彼女のことを本当に好きだったと言えるのだろうか
僕は彼女の気持ちから 逃げていたのかも知れないよね

そしてこうして今ね 僕は改めてさ
自分の昔の盆踊りの夜の出来事をさ 振り返っているんだよ

そしてさ その彼女とどうなったかはさ
たぶん 想像がつくだろう

僕に足りないものがさ その時はわからなかったんだよね
だけどさ 今こうして振り返ってみるとさ

何が足りなかったのかさ 想い出すことが出来るんだよね
僕に足りなかったのはさ 自分で自分を認める勇気だよ

そして今年もね 盆踊りの夜にさ
打ち上げ花火がさ 夜空を照らしてくれるんだろう

それは僕の夏の想い出をさ 思い出させてくれるさ
そんな打ち上げ花火なんだろう

【詩】夏休みが始まった

待ちに待ったさ 夏休みが始まったんだよ
梅雨空も明けてさ 僕は夏休みをこころ待ちにしていたんだね

だってさ なかなか普段はさ 遠くに出掛けられないからね
今年の夏休みはさ 何処に行こうかな

そうだ 僕の故郷に行こう
僕の故郷はね 幾つかあるんだよ

それはね 僕が生まれた場所 そして僕が育った場所なんだよね
僕は幼い頃 転校が多かったんだよね

そしてさ いろんな場所で暮らしたんだね
北は北海道から関東まで そして中部地方とね

その経験がさ 今となっては僕の大きな財産となっているんだよ
それはね 僕は山や川 そして海と自然の大切さを教えられたからなんだね

僕たちの国は世界から見たらさ ちっぽけな国だよね
でもさ こんなに自然が豊かでさ 四季折々の表情を見せてくれる国は少ないよね

僕たちはさ この自然の恵みがさ 当たり前だと思っているのかな
でもね 世界では砂漠で水不足や飢餓で食料に困っているひと達も沢山いるよね

それってさ とても不公平だよね
だから僕たちはさ 自然の大切さや生命の尊さをもっと考えなければならないと思うんだよね

そしてさ 困っているひと達にさ
自然と手を差し伸べられるような社会になればさ 素敵じゃないだろうか

僕たちが困った時にはさ そのひと達がきっと手を指し伸べてくれると思うんだよね
その連続がさ 世界のひと達を救うんじゃないだろうか

これはきっと 僕の夏休みの自由研究だよね

【詩】海の日

ここ最近さ 暑い日が続くよね
だから僕はさ 昨日は海に行ったんだよね

だって昨日はさ ”海の日”で祝日だったからさ
僕は一年ぶりにさ 海へ向かうことにしたんだよ

だからさ 前日の夜にさ
僕は久しぶりにさ 海水パンツを押入れから出したんだよね

そしてさ その海水パンツを履いてみたんだよ
そしたらさ ちょっとウエストあたりがさ

海水パンツで締め付けられてさ だから僕はお腹に力を入れて引っ込めたんだよ
その時さ 僕は海に行くか少し迷ったんだよね

だってさ 海水パンツのうえから飛び出したお腹がさ
僕にはさ ちょっとみっともなく思えたからね

でもさ せっかくの”海の日”だからさ
僕は気を取り直してさ 翌朝出掛けることにしたんだよ

電車に二時間ぐらい揺られてさ 僕は”江ノ島海水浴場”に到着したんだね
そこはさ とても暑くて とても沢山のひとがいたんだね

僕は持ってきたビニールシートとパラソルでさ 太陽の照りつける暑さを防いだんだよね
砂浜にはさ 沢山の若者たちが照りつける太陽の日差しを浴びてね

ローションを塗った小麦色の肌が顔をだしてさ こんがりと焼けていたんだね
僕はもうおじさんだからさ ちょともう真似できないなと眺めていたんだね

そしてさ 僕はひとりで持ってきた浮き輪を膨らませたんだね
ちょっと周りから見ると 怪しい感じに見えたのかも知れないけどさ

僕はその浮き輪を持ってさ 浜から沖の方へと向かったんだね
そして浮き輪にくぐってさ プカプカと浮いていたんだね

そしたらね 知らない間に遠くに流されていたんだね
僕は慌ててさ 岸の方へとバタ足で向かったんだよ

そしてなんとか浜に戻ることがさ 出来たんだよね
とても海の力は強いとさ このとき僕は思ったんだよね

そしてさ かき氷を食べてから帰ることにしたんだね
午後になるとさ 潮の流れは急に速くなる

だから僕はさ お昼ごはんを食べて早々に家に帰ることにしたんだよ
そしてさ また電車に乗って家に帰って来たんだね

その夜にお風呂に入ったらね とても肌が痛かったんだよね
知らない間にさ 僕の肌はおひさまに照りつけられてさ

肌が赤くなるぐらいにさ 焼けていたんだね
そして僕はお風呂から出てさ 身体を優しく拭いたんだね

翌朝起きてもさ まだ肌は赤くヒリヒリしていたんだよね
太陽の力ってすごいよね 僕はお天道さまの力を改めて気づかされたんだよね

そんな大発見の旅の”海の日”でした

【詩】扇風機の音色

ここ数日さ 暑い日が続くんだよね
そう 梅雨明け宣言はされていないけど もうすぐ梅雨は明けるんだろうね

今日も朝からとても蒸し暑く 僕は扇風機を回したんだよ
この時期になると エアコンで冷房を効かす日のほうが多いかも知れない

でもね 僕は昔からエアコンがあまり好きではない
それはね 設定温度に設定してもさ

エアコンから吹き出る風がさ とても僕には冷たいからなんだね
冷房の風ってさ どうしてあんなに”ヒヤッ”とするんだろう

たぶんね 人工で作られた風だからさ
あんなに冷たい風をね 僕に吹かすんだろうね

だから僕はさ 扇風機派なんだよ
少し生暖かい風だけどさ 窓を開けて扇風機をかけるとね

外の風を扇風機がさ 一生懸命になって僕に送ってくれるからね
そして左右に首を振ってさ 一生懸命部屋全体に風を漂わせるんだよ

その時の扇風機からはね 空気を切る風の音がするんだね
そしてさ 左右に首を振る時にね 少しぎこちない音を出したりするんだよ

僕は扇風機の音色を聴いてさ 自然の風を感じるんだね
それは日によってね 色んな音色の風を僕に与えてくれる

これって僕たちにも 同じことが言えるんじゃないだろうか
僕たちは自然から 色んなことを学ばなければならないと言うことをね

【詩】七夕の星

先日は文月の七月七日 七夕の日だったね
そう僕は夜 外に出て夜空を見上げたんだよ

そしたらね お月様がとても綺麗に輝いていたんだね
いつも七夕の日は 天気があまり良くない

しかし先日の夜空は とても綺麗だったんだよね
僕はお月様に見とれながら 他の星も探してみたんだよ

するとね 東京の夜空では 天の川が観られないことに気がついたんだよ
僕は少し残念に思って もう一度夜空を眺めてみたんだね

そして天の川がどの辺に観られるか 想像を膨らませてみたんだよ
きっとこの日は 織姫さまと 彦星さまは 出逢うことが出来ただろう

東京の夜空では見えないけど きっと年に一度の出逢いを再会したと 僕は思うんだよね
そしてこの東京の空から 僕は宇宙へと引き込まれて行ったんだ

そこは壮大で無限の彼方まで繋がっている そんな不思議な世界だ
その銀河に自分の身体を置くと 自分の生命と 星の星命が繋がっている不思議な感覚を覚える

僕たちは地球と言う生命体の星に住んでいるが 僕たちと同じように生きている
そんな生命体が宇宙には存在するかも知れない

そんなことを考えていると 地球という生命体に住む僕たちは
とてもちっぽけな存在で 宇宙から見たらなんて弱い星なんだろう

その中で僕たちは争い いがみ合い そして自分たちの主義主張のもと
自分たちと違うひと達を認めようとしない

世界は地球と言う惑星に ひとつとなって一緒に暮らしている
僕たちはもっとお互いを尊重し 認め合い

そして地球と言う惑星について考えて行かなければ ならないんじゃないだろうか
それがきっと 僕たち人類の希望でもあるように感じさせられる

そんなことを教えてくれる 年に一度の織姫さま 彦星さまが出逢う
七夕の夜の星であるように 僕には感じるんだよ

【詩】夜空の雨

昨晩から降り続いた けたたましい雨が
ようやく朝になって 小雨へと収まった

そう台風三号の影響で 九州から西日本へと激しい雨が降ったのだ
各地で土砂災害や氾濫が起き 避難勧告も発令されたようだ

最近の天気はとても猛威をふるう 僕たちはもっと環境について
考えて行かなければ ならないんじゃないだろうか

そして温室効果ガスなど 二酸化炭素の排出量を削減して行かなければ
人類の未来は とても危ういと僕は思うんだよね

我々は産業革命の時代から 自然の大切さや貴さを蔑ろにして来ているんじゃないだろうか
そして僕たち人類は自然の恵みや恩恵があって 初めて生存することができる

それは食物連鎖でもわかるように ピラミッドの頂点が人間だとしたら
人類は繁栄と還元の連続から成り立っているように 僕は思うんだよね

僕たち人類は万物の超として 自然を破壊し文明や文化 そして伝統と言うものを作り上げてきた

しかし資本主義国にしても共産主義国にしても 結局は自国中心で
自分たち中心で あたかも世界を自分たちが中心となって担っていると勘違いしているように感じる

そして自分たちと違う人たちを排除し 認めないと言う原理原則のもと
力の強い者が正義を振りかざし そして今の世界情勢は混沌としているように感じてならない

全ては お互いがお互いを認め対話するところからしか解決策はない
その中でお互いが腹を割って話し合い お互いが納得いくものに落とし込むのが外交であると僕は思う

それには先ず 相手の存在を認めるところから始める必要があるのではないだろうか
それは力の強い国 弱い国 大きい国 小さい国 分け隔てなく

一国として対等に 同じ目線で話さなけでばならないんじゃないだろうか
その連続が信頼関係を築き お互いの国を認め受け入れることに繋がるんじゃないかと僕は思うんだよね

それは他人事ではない 私たち社会にも同じことが言えると思うんだ
相手の気持ちを汲んで 尊重し助け合うことだと僕は思うんだよね

平和とは結局 そう言うことなんじゃないだろうか
そしてそれが巡り巡って 僕たちの社会へと還元されて行くんだと思うんだよね

出来ることから始めればいい その連続が世界の平和と繁栄に繋がって行くと 僕は信じているんだよ

【詩】明日への光

今朝早く眼が覚めてね 僕は眼を覚まして起きたんだよね
そう昨日の夜はさ 熱帯夜だったんだよね

僕は昨日はね 小学校に行ったんだよね
だってさ 東京都議会選挙があったからなんだよね

僕は誰に投票するか とても迷ったんだよね
でもさ 投票に行かずに棄権するのはさ

それって自分の権利を放棄してさ 無責任だからね
僕は前もってさ 新聞で立候補者の訴えを観たんだよね

皆んなさ 自分の言いたいことを書いてるけどさ
本当にね 実現できるのだろうか

それにさ クリーンな都政とかね
情報開示って言うのはさ 当たり前のことじゃないだろうか

皆んなちゃんとした政策を持ってさ 立候補していたんだろうか
議員になってからさ 勉強しますって言うのも変だよね

それにさ 政治を志すひと達はさ
本当に自分の身を切る思い出さ 政治をするのだろうか

都政は今さ 色々な問題を抱えているよね
築地・豊洲市場移転問題にしても 東京2020オリンピック・パラリンピックにしても

僕たちの税金がどう使われるのかはさ これって皆んながちゃんと観ていかなければならない問題だよね
それは都知事や都議会議員に任せ切りではなくてさ 僕たちがちゃんとしないといけないと思うんだよね

そしてさ もっと東京のことに関心を寄せてね
一人ひとりがさ 考えて行かなければならない問題だよね

僕たちの明日への希望はさ 若い世代や将来生まれてくる子供たちにさ
託されているとね 僕は思うんだよね

それは介護の問題だったりね 社会や企業のひと手不足だったりさ
いろいろとさ これからの問題も沢山あるよね

そしてさ どういった未来を描くかはさ
僕たちの一票がさ 明日への光へと続くんじゃないだろうか

そしてさ 誰もが誇れるさ 街にして行きたいよね

【詩】朝寝坊

今日は朝早くからね 出掛ける予定があったんだよね
だからね 昨日の夜はさ 目覚ましをセットしてね

僕は何時もより早くにさ 布団の中に入ったんだよ
でもさ 僕は今朝寝坊をしてしまった

目覚ましで一度起きた後にね また寝てしまったんだね
そう 僕は目覚ましを止めてさ 二度寝してしまったんだね

そして再び眼を覚ました時にはさ 起床時刻の一時間オーバーだったんだよね
僕は慌てて眼を覚ましてね 布団から飛び起きたんだよね

そして外の天気を観たんだよね そしたらさ
大粒の雨が降っていてさ 雨の音がけたたましく鳴っていたんだね

僕は時計に眼をやり そして少し安心したんだね
それはさ 今日の朝出掛ける予定がね 雨天中止だってわかったからなんだよね

多分ね 僕は最初に眼を覚ました時にね 雨が降っていたからさ
うっかり二度寝してしまったんだね そして僕は少し反省したんだね

でもさ 皆んな誰でも寝坊することはあるよね
だから 寝坊してしまった時間をね

今からさ 挽回しているんだね
人生も同じだと 僕は思うんだよね

いろんな失敗や寄り道をしてね 最終的に自分の目的地に向かっていくと僕は思うんだよね
そして失敗したことをね どう挽回するかはさ 自分にしか出来ないことだよね

そうやってさ 少しずつ成長してね
僕らは おとなになっていくんじゃないだろうか

それがさ 自分の未来予想図を作っていくと 僕は思うんだよね