【詩】西の都の旅路にて

今日からね 僕は西の都でね
午後から心と魂についてさ 向き合う必要があるんだよ

それはね 僕は今日朝早くにね
東の都の東京からさ 西の都の京都に向かったからなんだよ

僕が今回の学会に参加したのはさ 去年からなんだよね
僕は去年ね 大切なことをいろいろと教わったよ

それは去年の学会でね 僕は学会に入るのに必死だったからなんだよね
そして学会に入会させて貰ったからにはさ 僕は厚かましくね

学会で研究発表しようとしてさ 論文を纏めていたからね
だから僕は家のコピー機でさ 必死になって印刷してね

苦労したのをさ 今でも覚えているからなんだよ
僕は何の実績もさ 肩書も無いからね

自分の信念を信じてね 貫いて行くしかないんだよね
そして学会で研究発表する論文を纏めてさ 去年は提出したんだよね

それが実ってさ 去年から僕は学会に参加させて貰っている
僕ははっきり言ってさ 実績とか経験とか言われてしまうとね

それだけで判断されてしまうとさ 僕には勝ち目が無いからさ
だから僕は常にね 挑戦し続ける必要があると思っているんだよ

そして今年も僕は学会にね こうして参加させて頂いているんだよ
だから僕はさ 自分に出来るスピードでね

少しづつさ 実績を積み上げていっているんだよね
それがいずれね 自分の血となり肉となりさ

自分の身体となってね 力となって行くんじゃないだろうか
そこには肩書きや名誉なんて関係ない 僕が探し求めているのはさ

新しい気づきと発見をさ どうやったらね
見つけることが出来るかね 探し求めているからなんだよね

だから僕は学会にさ お客様として参加するだけで無くてね
自分の考えている主義主張をさ 発信していく必要があると思っているんだよ

そんなことを思いながらさ 今年の第10回 日本スピリチュアルケア学会をね
この西の都の京都でさ 僕は迎えたんだよね

しかし理事長である日野原 重明先生にね
今年はお逢いすることが僕はね 叶わなかったんだよね

多分さ 皆さんもご存じかも知れない
日野原先生は105歳でね 逝ったてしまったよね

そして今日と言う日を迎えてさ 僕は日野原先生からね
いろいろな気づきや発見をね 頂いたんだよね

だからさ 今日行われた学会の冒頭でね
日野原先生への追悼をね 最初に行ったんだよね

その間さ 日野原先生のスライドとね
ピアノとフルートによる生演奏が流れたんだよね

僕は自然と泪が溢れてさ こぼれ落ちたんだね
なんだか日野原先生からさ 君も頑張れって言うバトンをね

僕は受け取ったようなさ そんな気が今でもしているんだよ
そのバトンはきっとね 命のリレーだと思ってさ

僕は今日もさ こうして走り続けているんだよ

【詩】最近涼しくなったよね

季節は長月に移り変わりね 最近涼しくなったよね
僕は先日タオルケットだけで寝ていたらさ 寒さで朝早くに眼を覚ましたんだよ

先月の葉月は暑かったり涼しかったりしてさ 体調管理には気をつけていたのにね
九月の長月に入ってね またぐっと涼しくなったよね

今年の夏の天候はさ 雨の日がやたら多かったよね
それに台風も多くてさ 九州から関西地方にかけてさ

とても猛威を奮っていたよね だから今年の秋の収穫はさ
その影響でね 野菜などの食材の値段が高騰しているよね

僕たちはもっとさ 地球のことを考えて行かなければならないんじゃないだろうか
皆んなが自分たち中心でさ 自分たちの利益だけ求めてさ

産業や開発を進めて行ったらさ 自然は壊れ失ってね
結局は自分たち人間にね 舞い戻ってくると僕は思うんだよね

だから僕たちの将来はさ 地球に住む僕たち自身の問題だとさ
僕は思うんだよね そして何を一番大切にして生きていくかもさ

結局それを決めるのってさ 僕たち人間だよね
皆んなが自分中心で動き出したらさ どうなっちゃうんだろう

多分そしたらさ 力の強いものだけが生き残りね
力の弱いものたちはさ 滅んで行くんじゃないだろうか

これが本当に正義だと言えるのだろうか 僕は今の世の中を考えてみたんだね
そしたら今の日本の民主主義ってさ なんだか力の強いものが正義だったりね

勝ち残るものだけがさ 権力の笠を着て振りかざしているようにね
僕は感じてさ ならないんだよ

どうして僕たち人類はさ 皆んなで助け合ってさ
ひとつの生命体となってさ 地球という惑星に一緒に仲良く暮らせないんだろうか

だから僕はその方法をね 探しているんだよ

【詩】二学期が動き出した

昨日から暦が変わり長月だよね そしてまた新しい学期が始まったね
子供たちは学校に元気よくさ 出掛けたんだろう

皆んな夏休みの宿題はさ 終わっているんだろうか
でもさ 初日に学校に行った後の今日と明日はさ

土日だからさ 学校はお休みだよね
だからさ まだ宿題を終わらしていない子もさ

今日と明日でさ 何とか片付けてしまおうよ
そしてスッキリした面持ちでさ また皆んなと新しい学期を迎えたいよね

僕が小学生や中学生の頃はさ 三学期制だったけどさ
今の義務教育ではね 二学期制の学校もあるみたいなんだよね

だからさ 二学期制の学校だとさ
区切りがイマイチさ ついていけない子もいるんじゃないだろうか

そして 二学期制だとさ
試験の数はね 減るかも知れないけどさ

その分さ 試験範囲が広くなってさ
テスト勉強がさ 大変だよね

僕は三学期制の学校の試験の経験しかね していないからさ
試験範囲が広くなるとね どのくらい大変なのかさ

わからないんだよね でもさ
やっぱりね テスト前にさ

慌てて勉強した想い出がね あるんだよね
三学期制でね こまめにテストをしてくれた方がいいよね

だって大人になったらさ 毎日の積み重がね
自分の糧となってさ 花開くと僕は思うからなんだよね

だから自分の目標を持ってさ 部活や勉強を頑張って欲しいと僕は思っているんだよ
それが将来自分のさ きっと糧になってくれると僕は思っているからね

そして若い頃はさ 自分が何に向いていてさ
何が苦手なのかをね それを知ることも大切だよね

それが将来自分の目指すさ 夢へと繋がって行くとね
僕はね 信じているからさ

だから何でもすぐに諦めずにさ 一生懸命頑張る努力を学んで欲しとね
僕はね 思っているんだよね

【詩】夏休み最後の日

今日で夏休みも終わっちゃうね 今年の夏休みはどんな夏休みだっただろう
今年は天気が悪くてさ 雨の日も多かったよね

僕は海や山に出掛けることがね 無かったんだよね
だからね 家族でボーリングしたりしてさ

室内で遊べるところにね 出掛けたんだよね
そしてさ 電車や飛行機に乗ってね

遠くに出掛けることもさ 無かったんだよね
それに田舎はね 疎遠になるとなかなか帰りずらいよね

子供たちにとってこの夏休みはさ どんな夏休みだったんだろう
部活に宿題はさ 終わったんだろうか

僕が小学生の頃はね 夏休みの自由研究が最大の試練だったんだよね

それはさ 何をどう自由に研究したらいいのかさ
僕にはね わからなかったからなんだよね

そしてさ 僕は夏休みの終わりにね
慌てて夏休みの宿題をね 終わらしたんだよね

そんなことを思いながらさ 僕は夏休み最後の今日を迎えたんだよね
そして明日から九月だよね 新しい学期が始まってさ

また皆んなの笑顔を観ることが出来ることをね 僕は楽しみにしているんだよ

【詩】今年の24時間テレビ2017

今年も24時間テレビの時期がやって来たね 今年のテーマは”告白”だったね
僕も今までにね 何度か”告白”したことがある

それは良いことも悪いことも含めてさ いろんな”告白”があったんだよね
そしてその”告白”を誰に伝えたか 今でも僕は覚えているよ

それは小さい頃にね 親に内緒にしていて叱られた”告白”だったりさ
友達に秘密にしていたさ ”告白”だったりするんだよ

そしてさ 僕は少年から青年になり
女の子にもね ”告白”したことがあるんだよ

僕は目立たない存在だったし 女の子と何を話していいかもわからなかったからさ
何時も下を向いてさ 女の子と話していたんだね

だから僕が女の子に”告白”した時はね 何時も同じ答えだったんだよね
それにさ 僕が”告白”しようとしてさ

女の子に会いに行った時にね その女の子は家に居なかったりしてさ
僕は女の子に振られる前にね ”告白”するチャンスを逃してしまっていたんだよ

そして僕はさ そもそも女の子とどう付き合っていいのかわからなかったんだよね
だから僕はね 恋愛と言うものがイマイチよくわからないんだよね

そして今年の24時間テレビのテーマの”告白”だけどね
”告白” ~勇気を出して伝えよう~ だよね

僕は今まで勇気を出して誰かに自分の思いをさ 伝えて来ただろうか
僕が今 一番伝えて行かなければならないのはね

僕の家族やさ 子供たちなんじゃないだろうか
僕はさ 不器用な生き方しか出来ない

それは精神障害者であり おそらく発達障害者でもあるからさ
またそれ以外にもさ 親子関係におけるトラウマがあったり

その元としてパーソナリティー障害などもね 僕は患っているからだろう
でもそんなことは関係ない 僕は僕にしか出来ないね

そして僕が大切にしているものをさ 伝えて行ければいいと思っているんだよ
そこには身体の病やさ こころの病など関係ない

自分の思いを形にするにはさ 言葉にして伝えなければ伝わらない
でも僕はそう言うのはちょっと苦手だから 手紙で許して貰おうかな

僕は僕の方法でさ 大切なメッセージを残してさ
それを皆んなにさ 伝えて行こうと思うんだよね

自分の気持ちを伝える方法はさ ひとそれぞれあっていいと僕は思うんだよね
そして今はわかって貰えなくてもさ 何時かはわかり合えると信じているから

だから僕はね 自分の気持ちを形にしているんだよ

【詩】雨の日こよし仲良しこよし

今日もね 朝から今ひとつね
天気がね あまり良くないよね

だから僕はね 今日も家でね
にらめっこをしてね パソコンの画面を観ていたんだよね

そして僕はね ときどき家の中から外を眺めてね
雨が止まないかね 観ていたんだよね

でも相変わらずの天気でね 僕は家の中でいろいろとね
パソコンのキーを叩いてね 仕事をしていたんだよね

そしてパソコンのね キーを叩く音がね
部屋の中に”カタカタ”とね 鳴り響いたんだよね

僕はリズムカルにね 小気味いい音を立ててね
自分のパソコンのキーをね ピアノの鍵盤のように叩いていたんだよね

そして時々ね 扇風機の音も首を振る度にね
いろんな音を立ててね 僕に聴かせてくれるんだよね

だから僕はね その扇風機の音に合わせてね
リズムカルにね パソコンのキーを叩いていたんだよね

そしてその音がね 扇風機の音と重なってね
合唱して僕に楽しいハーモニーをね 奏でてくれるんだよね

だから僕も楽しくなってパソコンの鍵盤をね リズムカルに叩いていたんだよね
外は天気が今ひとつだけどね その分僕は自分の部屋で仕事がはかどったんだよね

そして楽しい音のハーモニーをね 扇風機に合わせてね
僕は奏でてみたんだよね そしたらね

雨が少しちらつく外もね なんだか晴れて来たように感じたんだよね
今日は雨の日でせっかくの日曜日がね ちょっと残念な一日になってしまったよね

でも僕はまた新しい発見がね 出来たんだよね
そうしているとね 外も少し暗くなって来てね

そして夕方になってね 夕焼け小焼けのね
帰りのね 合図が聞こえて来たんだよね

だから僕はこう言ったんだよね ”あーした 天気になーれ”ってね
そしたらね 誰かさんがね

今日は”雨の日こよし仲良しこよし”だってさ 面白いよね

【詩】冷夏の夏の日

このところさ おひさまを見ていないよね
だってさ 空には厚い雲がかかってさ

太陽の光をさ 遮っているからね
今年の夏はさ 何でこんなに天気が悪いんだろう

何時もだとさ 僕は家の近くのね
屋外プールにさ 行くんだけどね

でもさ 今年は天気が悪くてさ
まだ一度もね 行っていないんだよね

そしてさ 僕は雨の日が続くからさ
家にいることがさ 多いんだよね

こんなに天気が悪いのはさ 何時以来だろう
僕は過去を振り返ってさ みたんだよね

そしたらさ 僕の記憶の中ではさ
こんなに天気が悪い日がさ 続く夏を想い出すことがさ

出来なかったんだよね そのくらいさ
今年の夏の天気はさ 良くないんだよね

だからさ 日照不足でさ
実りの秋にさ 作物がね

あまり取れずにさ 不作の年になるんじゃないだろうか
そうするとさ 農家のひとも困るしさ

僕たち 消費者も困るよね
この天候の悪さはさ 温室効果ガスなどのね

環境破壊とさ 関係あるのだろうか
最近さ 世界的にさ

異常気象がさ 多いよね
僕たち人間はさ 自然の恵みがあって暮らしていけるよね

でもさ 環境破壊などでさ
自然を壊しているのもさ 僕たち人間だよね

僕たち人間はさ もっと自然や環境についてさ
考えてさ 行かなければならないよね

だってさ 僕たちの運命はさ
僕たちのさ 行動しだいだからさ

そしてさ 子供から大人までさ
このことについてさ 向き合う必要があるんじゃないだろうか

これは他人事ではなくてさ 僕たち自分たちの問題なのだから

【詩】終戦記念日という日を迎えて

今日は朝から雨が燦々と降っていたね 僕は家の中で静かな朝を迎えたんだよ
今日は何の日だか 皆んな知っているのだろうか

そう終戦記念日だよね 僕は午前中の仕事を終えて
テレビのニュースを 付けてみてんだよ

そしたらね テレビからさ
終戦記念日追悼式が 行われているのを観ることが出来たんだ

そして今年で 戦後七十二年目を迎えることになるんだと言うことがわかったんだ
僕は今の世界情勢のことを いろいろと考えてみたんだよ

そしてね 今の世界は七十二年前よりさ
いい世の中になっていると 言えるだろうか

僕は今のこの平和を 日本国民は当たり前だと思っているんじゃないだろうか
僕は平和とは 誰かから与えられるものではなく

自分達の手で 創っていくものだと思うんだよね
そしてこうしている間にも 世界では戦争が絶えることはない

人間は自分の欲望の渦に飲み込まれ あたかも世界を自分達中心で
回っているように 勘違いしているひと達が多いのではないだろうか

そしてそれは あたかも正義であるかのような主義主張のもと
他の民族 他の宗教 他の国のひと達を認めないと言う

原理原則のもと 相手を支配しようと 躍起になって主張している
僕たちは地球と言う同じ惑星に乗って そして一緒になって暮らしている

しかし多くの指導者と呼ばれるひと達は そんなことなど気にせず
自分達のことだけしか考えず 自分達の国さえ幸せになれば

なんでもしても構わないと言うことを 主張しているように感じてならない
それが結局は戦争を引き起こし 敵国や味方国など関係なく

お互いが苦しい想いや 辛い思いをするのだ
そこには正義など存在しない あるのは憎悪に満ち溢れた欲望のみで

何時も苦しい想いや 辛い思いをするのは
子供や女性といった 弱いひと達だ

そしてそれは原爆投下された 広島や長崎から学ばなければならない
原爆投下を正当化して言う外国人もいる しかし日本人の多くは

この辛い経験を共感し 決して二度とこのような惨事を招いてはいけないと
誰しもが思い願っているに違いない しかし日本海側の国では

現実にミサイルや核爆弾の実験を行い その脅威に対抗するため
日本も軍事的な動きを始めている そこには正義はない

そして日本がやるべきことは 自分達の国は自分達で守ると言う
一人ひとりの国民の意識だと 僕は思うんだよね

だからその為には まず外交努力をする必要がある
そして 自分達で国を守ると言う 意識が必要ではないだろうか

その意識があって初めて 国の安全と平和はもたらされると
僕は思っているんだよね 今からでも遅くはない

日本国民が一人ひとり この問題について
考えて行く必要があると 僕は思っているんだよ

そして世界平和のために 自分にできることを探してみてはどうかな

【詩】親子ボーリング大会

昨日はね 家族揃ってボーリングをしに出掛けたんだよ
僕はボーリングをするのにさ 前日にボーリングの予約をしておいたんだよね

だってさ 前にボーリングしに行った時にさ 三時間ぐらい待たされてしまったからね
そして僕は前日の予約をさ 朝一番にしたんだよ

そしたらさ 僕の予約が一番最初だったんだよね
僕は予約を朝九時に入れてさ そして家族でボーリングに行くのを楽しみにしていたんだね

当日の朝はさ 家族皆んな早起きしてね 朝ごはんを食べ家を出掛けたんだね
そしてさ 僕たち家族は電車に乗ってさ 都心へと向かったんだね

ボーリング場に着くとさ 少し待ってからね ”親子ボーリング大会”が始まったんだよね
僕の家族にはさ 中学二年生の息子とさ 小学六年生の娘がいるんだよ

皆んな久しぶりのボーリングでさ 誰が一番いいスコアを取れるか楽しみにしていたんだね
そしてさ ”親子ボーリング大会”がさ 始まったんだよね

僕たちはね 三ゲームをさ 行うことにしたんだよね
皆んな真剣になってさ ボールを投げたんだよ

でもさ 僕はボーリングが得意ではない
平均アベレージはさ 100オーバーぐらいなんだよね

それにさ 子供たちは前より成長してさ 上達していたんだよね
だからさ 僕がね 家族の中で一番スコアが伸びずにさ

負けてしまったんだよね
でもさ とても楽しい”親子ボーリング大会”でさ

皆んな大満足だったんだよね そして僕はね
次回は”絶対勝ってやる”ってさ こころの中でね 思っていたんだね

このあと僕たちはさ 家族揃ってさ お昼ご飯を食べてね
家まで帰ったんだよね

親父の威厳を守るため 次回は絶対負けないぞ

【詩】山の神様が泣いている

今日は祝日でさ 朝からゆっくりとした時間を過ごしているんだね
そう 今日は今年から始まった”山の日”だよね

こないだまで蒸し暑かった熱気がさ 一気に雨で吹っ飛んでしまったね
そしてさ せっかくの”山の日”がさ 少し残念な一日になってしまったよね

僕はね 今朝早くから眠い眼をこすってさ 飛び起きたんだね
だってさ 今年から始まった”山の日”をさ とても楽しみにしていたからなんだよ

でもね 僕がカーテンを開けるとさ 大粒の雨が滴り落ちていたんだよね
僕は気を取り直してさ 胸いっぱい空気を吸ってさ 外の雲に向かって吹いたんだよね

だってさ 厚い雲を吹き飛ばせばさ
雨が止んでね おひさまが顔を出すと思ったからさ

でもね 僕の吹いた風はね 雲まで届くはずもなくてさ
雨はしとしととね 降っているんだよね

仕方ないからさ 僕は今日出掛けるのを辞めてさ
家でおとなしくしていることにさ 決めたんだよね

そしてしばらくするとね 息子が僕の寝ている部屋のドアをノックしてさ 中に入って来たんだよね
息子はさ 僕に将棋をやろうと言ったんだね

だからさ 僕は朝から息子と将棋の勝負をすることになったんだよね
僕は最近ずぅーとさ 息子に将棋で勝っていたからさ

王将は僕でさ 息子は玉将だったんだよね
そして朝からね 息子と将棋の大勝負をしたんだよ

僕はさ ずぅーとさ
ここのところね 将棋で息子に勝っていたからさ

負けるはずが無いとね 思っていたんだね
でもさ 今朝は息子に負けてしまってさ

”参りました” と言わされてしまったんだよね
勝負は時の運と言うけださ 正にこのことだよね

朝から息子との大勝負でさ 山の神様はさ
僕にね 味方してくれなかったのかな

そしてね また午後の勝負が待っているんだよね
”負けないぞ” これは父親の威厳が掛かった大勝負なのだから

山の神様が笑うよう 今度は僕の勝つ番なんだよ