【いち心理カウンセラーとして思うこと】

心理カウンセラーとひとくくりに言っても、いろいろな人たちがいます。
その人たちの数だけ、ものの捉え方、考え方も、それぞれ違います。

でも、わたしは同じ心理カウンセラーとして「譲れる」部分と、「譲れない」部分があるのではないかと思います。

最終的に決めるのは「クライエントさん」です。
心理カウンセラーは、それぞれ自分のポリシーというか「軸」さえしっかり持っていれば、わたしは良いと思います。

「真理」を追求すればするほど、常に自分と向き合い、「葛藤」の連続です。
そして「真理」には、「答え」がないものだと思います。
それは「真理」は常に「絶対的」存在で、生きているだけで罪深い人間にとっては、それは不可能であるからです。

わたしも、ひとりの人間です。
もちろん存在するだけで、罪深い存在です。

それは、人間が「自然の摂理」に反して生きているからです。
自然こそが「真理」という「絶対的」存在であり、我々は自然の「摂理」とは違う、「文明」や「文化」というものを作りあげているからです。

また、宗教を信じておられる方は、宗教で言う「神」を「絶対的」な「真理」と言うかもしれません。しかし、日本人のほとんどは多神教だったり無宗教や自然宗教だったりします。
そしてほとんどの方は信者として信仰していません。

そうした中で何を「真理」とするか疑問が残ります。
わたしは、先の先人が残した「哲学」にその表象があるように感じました。
ですので、わたしは「哲学」を学び、そして「倫理学」「道徳」を広い視野で、物事を判断する必要があるように感じています。

そういう訳で、自分の「道」を多角的に判断し、今後も歩んで行きたいと思っております。