【とまり木カフェを続ける理由】

今、カウンセラーとして臨床の場で活躍しようとするにあたり、カウンセリングルームでクライエントさんとカウンセリングすることが一般的だと思います。

しかし、そうしたスペースで、いわば密室でカウンセラーとクライエントさんが対峙してクライエントさんの話に耳を傾け、傾聴することも必要だとは思いますが、予防医学や精神療法のひとつとして、ロジャーズが提唱したエンカウンター・グループ形式(カウンセラー、クライエントさんが複数の双方が集まって対峙する技法)が、今後ますます増えて行くように感じられます。

一番のメリットは、費用を抑えて安く行うことができる。
また集団(10名以内)で行うことで、一度に数名のクライエントさんをカウンセラーは診ることができるという点があります。
そして、スーパーバイザーがスーパーバイジーに教育訓練する上でも非常に有効な手段であると思われます。

そう言った意味では、コンサルテーション(問題を抱えているクライエントさんと関係の深い人物に、
カウンセラーの立場から提案・助言などを行うこと)にも有効ですので、学校現場で問題を抱えている担任、職場の上司など、自らの力でクライエントさんの問題をサポートできるようなサポーターを作ることに役立つと思います。

クライエントさん、サポーター(援助者)が加わることで、この「とまり木カフェ」が成り立ち、双方にとって安心、安全な環境つくりを目指して行きたいと思っております。

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