【スピリチュアルカウンセリングとは】

現代を生きる多くの人が、自分のこころの深いところで、スピリチュアルな次元、つまり魂(霊性)の次元の繋がりを失い、切り離され、その結果「どう生きればいいのか・・・」と確かさを得られないまま、日々を生きています。

「頭で」こう生きるのがいいだろう・・・
と考えてとりあえず、日々の生活を続けているものの、こころの深いところでは「これでいいのだ・・・」「私はこの方向に進んでいけばいいのだ・・・」という、「確かさの感覚」を得ることの出来ないまま、日々を過ごしているのです。

その結果、多くの現代人は必然的にこころの深いところで「不全感」を抱かざるを得なくなっています。

「どこか深いところで納得できないまま、生きている感じ・・・」
「生きていることの不確かさ」や「手ごたえのなさ」
「人生の方向喪失の感覚」
「絶えずつきまとう、漠然とした空虚感、無意味感」

ある角度から見ると、先進諸国に生きている現代人の大半は「軽うつ」状態にある。
と言うことになります。

わたしが、スピリチュアルな志向性を持つセラピストとして最も尊敬しているアーノルド・ミンデルも、「あらゆる地域で、人々は慢性的な軽い抑うつに悩まされている」と言っています。

おそらく、あなたが世界のどこに住んでいようと、周囲の人々の多くは自分の人生に何かが欠けていると感じるだろうし、それどころか人生とは本来特別な何かが欠けているものなのだと思い込んでいる人さえいるだろう。

休みの日が来ると、私たちはこのかすかな抑うつを最も一般的な形で感じることになる。
人生とは特別なものでなく、終わりまでひたすら生きるだけのものだ、と感じてしまうのである。

ミンデル『シャーマンズボディより』