「魂」と「霊」との違いは何でしょう?
「霊」と言う言葉は、人間の非物質的な部分にだけ使われます。
人間は「霊」を持っていますが、「霊」ではありません。
しかしながら、聖書は信じる者だけが、つまり聖霊が内在する人だけが「霊的に生きている」と言っています。
人間の中で、「霊」は神との親しい関係を持つことを可能にする 要素なのです。
「霊」という言葉が使われているときは、必ず「魂」も含めて人間の非物質的な部分のことを言います。
「魂」という言葉は、非物質的な部分だけではなく、物質的な部分をも指して使われています。
人が「霊」を持っているのとは違って、人が 「魂」なのです。
その最も基本的な意味では、「魂」とは「いのち」なのです。
しかし、聖書はただの「いのち」というだけではなく、もっと多くの領域を示します。
その領域のひとつに、人は罪を犯す傾向があります。
人間は生まれつき悪いので、その結果、人の「魂」は罪により汚れています。
肉体が死ぬとき、いのちの原則は取り除かれます。
「魂」という言葉が使われているときは人そのものであり、またその人が生きていようが死んだ後であろうが、人全体を指すこともあります。
「魂」と「霊」は霊的いのちについて使われるときは、ほとんど同じような意味に使われます。
その言及の仕方において違っています。つまり「魂」は、人のこの世との関係において横の見方です。
しかし、「霊」は神との縦の関係においての見方になのるです。
両方とも人間の非物質的な部分を指すのですが、「霊」の部分だけが人の神との歩みを指すのだと言うことを理解するのは重要だと私は思います。
「魂」とは、物質的・非物質的な部分も含めて、人のこの世における歩みのことを言っているのだと、言えるのではないでしょうか…