【真宗会館@森田療法&ユング心理学】

先日はお寺(真宗会館)にて、森田療法&ユング心理学の講義を受けてきました。今回は第3回目ですが、まず森田療法の「あるがままに」「はからい」の解釈について学びました。

森田療法の考え方として、問題となるもの(原因論・因果論)にとらわれることなく、問題となるのをそのままにしておけば、自然(じねん)の力が働き、それもまた「あるがまま」でいれば、自然と「とらわれ」が無くなり、とらわれているために生じた「はからい」も消えるという森田 正馬さんの考え方を元に、現代にあった森田療法についての講義でした。

ユング心理学は、ユングの提唱した「分析心理学」とは違い、ユングが統合失調症を治すのに「瞑想」を行った際にみられた「曼荼羅(マンダラ)」が直観的に感じられたことから、「箱庭療法」の日本での第一人者であった河合 隼雄さんのユング心理学の解釈のもと、「曼荼羅(マンダラ)」がいわゆる中心化したものが「箱庭療法」でも観られるようになると言うことのようです。

そうすることによって、クライエントさんは無意識の中で回復に向かっていると言うことを、実例を挙げて講義して頂きました。とても勉強になりました。

ありがとうございました。