【短編小説】夏祭り④

サツキから、金魚すくいの誘いを受けたハヤトは、ドキドキしながらも
サツキの横に並んで、一緒に屋台へと向かった

するとサツキが、ハヤトにこう言ったのだ
「ハヤトくん…」「ハヤトくん、昔から金魚すくい上手だったよねぇ」

そうサツキが言うと、ハヤトは少し照れながらサツキにこう言った
「サツキ…」「サツキの方こそ、成績良いし運動も出来るから…」

ハヤトがこう言うと、サツキはハヤトの顔を見つめ
「ハヤトくん…」「折角のお祭りなんだから、学校の話は…」「わたしとじゃ、嫌だったかなぁ…」

ハヤトは焦って、サツキにこう言葉を掛けた
「そんな事ないよ、サツキ…」「ごめん…」

そうハヤトが言うと、サツキはちょっと笑いながらハヤトにこう言ったのだ
「ハヤトくん、冗談よ…」「でもハヤトくんが」「わたしの事、どう思って居るか知れて嬉しいな…」

こうサツキがハヤトに言うと、ハヤトも嬉しくなったのだ
其れはサツキが、自分の事を気に掛けてくれて居ると、分かったからだ

こうして二人は屋台まで、話に花を咲かせ向かったのだ
其れはまるで、周りから見ると恋人のように見えたのだった

つづく…